佐呂間の竜巻でとどまるのだろうか? [怒っているゾ。]
今夜のトップニュースは竜巻だ。北海道佐呂間を襲い、8人を犠牲にしたという。カンサスやテキサスでもあるまいに・・・。文字どおりの天変地異。地球の、もはや【変節】ともいうべきだろう。▼そういえば1週間ほど前になるだろうか、新聞で見たDDT復活の報。マラリヤ蚊の蔓延を恐れての再起用とか。記事にも出ていたが、あれは1960年代初頭、米国の海洋学者レイチェル・カーソンは名著「沈黙の春」(原題:Silent Spring)において、DDTの薬害を指摘した。樹木への害虫を駆除するためのDDTが地中に染み出し、地中にあっては虫類に、河川湖沼にあっては魚類に不気味な影を落とす・・・。名著はその後の米国のあまたの州の河川や漁港で起きた不可解な生物異変をDDT散布の影響と結論づけた。以来、DDTは使用禁止になっていた。▼名著は次の書き出しではじまる: There was once a town in the heart of America where all life seemed to live in harmony with its surroundings. 文中、過去形で語られる"a town"ははたして米国だけだろうか。
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