SSブログ
火の言葉、水の言葉 ブログトップ

予感が現実に・・・星野ジャパンが教えるもの [火の言葉、水の言葉]

『惨敗にならないよね?』と、このブログに書いたのはキューバに負けた夜だった。
協会による星野という監督人選、星野監督によるコーチ陣の編成、選手の選定・・・そのすべてが《内弁慶》の象徴のように思えて仕方なかったからだった。

そしてすべての戦いが終わり、一夜明けての敗戦の将のコメントが新聞に載っている。
いわく《勝つ難しさをあらためて知った》。
戦前は《いちばんいい色(金)のメダルしか眼中にありません》とまでいい切っていただろうに、銅メダルはおろか、4位はないだろう。

持てる力を出せなかった、ということか。

昨日テレビを観ていると棒高跳び優勝のロシアのエレーナ・イシンバエワ(Yelena Isinbayeva)に、さんまがインタビューしている番組にぶつかった。

世界一美しいといわれている腹筋の割れぶりをみせてほしい、とさんまがねだる。
彼女はどうぞとばかりTシャツをちょっとめくり上げ「割れぶり」を見せてくれた。
さんますかさず『何段に割れてまっか?』と聞きながら、数え上げ『1、2、3、4・・・7段だ!セブン、セブン!』と.。
すると彼女から訂正がはいり『エイト』。
さんまこれを受けて両手の指で指差しながら下から『ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト』と数えると、最後に胸のあたりを指差して『ナイン』とやったもんだから、彼女はおそらくふてぶてしいまでに大きくないであろうその胸を両手で抱え込み腹を抱えて笑い転げた。
・・・なんてことはどうでもよろしい。

問題はつぎのやりとりだ。

笑いが収まるころあいを見計らい、さんまがこう尋ねた。
『5メートル05の世界新記録で優勝しはったんやけど、練習やったらもっと跳んではるんと違いますの?』

彼女はどう答えたか。
『練習では4m80しか跳べなかった』

なに?とおどろくさんまに、彼女はこう続けた。『練習と本番とではモチベイションがちがうから・・・』。

野球だけにあらず。
柔道、マラソン、バレー。彼らのモチベイションはなんだったのだろう。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

Father’s Day [火の言葉、水の言葉]

USオープンがはじまった。父親 アールが死去し、マスターズ以来ツアー出場を控えていたタイガーも参戦したが、はじめての予選落ち。おそらく失意のうちにグリーンを去り、父親の、日本的にいえば《弔い合戦》はならなかった。
▼ところで、80年代半ば、ぼくはLAに駐在していたことがある。当時加盟していたUSGA(全米ゴルフ連盟)は今でもメンバーだ。毎年50ドルほど払うと、会員証のほか機関誌やグリーン・リペアツールが送られてくる。ぼくがはじめてタイガー・ウッズというゴルファーを知ったのは、その会員誌だった。
▼当時タイガーは12歳くらいではなかったか。ジュニアゴルフで活躍する彼の特集が組まれていた。
ぼくの知るかぎり当時のアメリカのゴルフは日本とはだいぶちがっていた。端的にいえば競技の種類だ。日本はほぼ100%スクラッチ・プレイ、しかもプロスタイルでプレイする。しかしアメリカのゴルフは2ボール4サムあり、パートナーと組んでの団体プレイあり。その特集のなかで父親と組んでチャリティゴルフに出場もしていた。アメリカのゴルフは料金が安いことも手伝い、文字どおり庶民のスポーツだ。今では日本でもようやく普通になったが、当時は日本人にはおそらく奇異に映ったであろう短パンにくるぶしまでのソックスにスニーカータイプの靴でプレイする彼らのスタイルは、ぼくの目にはとても自然体に見えた。そしてタイガー親子のプレイスタイルはその延長線上にいた。



▼ナイキゴルフがタイガーの久々の出場への応援の意味を込め、また、6月18日の「父の日」にちなんで、タイガーと父親アールが共演しているCMをオンエアしている。タイガーと父親アールが映ったホームビデオを編集した「Father’s Day」は、ゴルフだけでなく、幼い頃からプロ入りする前までの様子で構成されている。いっさいのナレーションもなく、静かに迫ってくる。そしてCMの最後に“To Dad and fathers everywhere.”がインサート。《父さんへ、そしてすべての父親へささげます》と結ばれる。外資系の企業のCMにはめずらしい【イメージ】CMだ。
▼ナイキは、「父の日」を機に、このCMをとおして、スポーツが親子の絆を強めることを感じてもらいたいと考えているのだろう。しかし、今は日本に暮らすぼくにとっては、このCMは現実のアメリカをリアルに想いださせてくれる。かれら父と息子の二人の絆を、CMをとおして感じるのはぼくだけだろうか。 (ナイキ・ゴルフへのリンク。 URL: http://nike.jp/nikegolf/ )


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

彼は40キロを超えた。 [火の言葉、水の言葉]

『あれ、太りましたね』。かかりつけのS医師から非難ともとれる観察のひとことがとんだ。こんにちは、と診療室のドアを開けた直後だ。計量デスクにとびのったテディはいつものようにオッターテイルを振りたてる。ブンブン・ブブブン。ひとしきり振りつづけ気がすんだのかようやく「ダウン」に耳を傾けた。尾を微妙にすこし振ってはいたが、計量はできたらしい。『40.5です』。うへぇ、この1ヶ月で1.5キロも増えていた。毎日7キロ歩き、適当にボール投げやフリスビーで遊んでいるのに。▼しかし、思いあたる節がないでもない。ふたつばかりあるかもしれない。土手でボール投げをしなくなったなぁ、チーズを間食に与えていたなぁ・・・。▼まず《土手でボール投げ》。自宅から15分歩くと対岸に埼玉県をもつ江戸川に出る。この土手を上流に向かって約2キロ強、颯爽と歩く。そして「運河」河口で折り返す。この折り返し地点からがテディにとっての運動タイム。土手下に向かって投げられた軟球を追って脱兎のごとくに走り出す。探すや否や、ボールを加え全速力で土手を駆け上がってくる。これが約2キロ弱、繰り返される。往路の2キロ強は彼はもたない。土手がけっこう急勾配だからだ。しかし、この《土手球追い走り》も4月いっぱいだ。土手の雑草が繁茂し、ノミ・ダニを背負い込んでくることがわかったからだ。今は土手をウォーキングしないわけではないが、ボール投げは控えている。これで運動量は減ったかも。▼つぎに《チーズを間食に与えて》いたこどだ。彼の世話役は基本的にぼくだ。しかし、海外出張などがあるとどうしても家内に頼まざるを得ない。ぼくほど厳密に彼を管理できない家内はどうしても彼の自主性を重んじてしまうのがつねだ。散歩のあいだもどうやらあっちに寄りたい、こっちで片足を上げたい気持ちを細かくコントロールしてないようだ。出張から帰国してウォーキングに連れ出すと、どうにも勝手にリーシを引っ張ることに気がついたウォーキングの間じゅうしきりにぼくの顔を見上げては、「ちょっと立ち寄れ」と目で合図を送ってくる。隙をみつけては傍らの草むらに走ろうとする。土手に行かない日は約6キロを付近の畑や農耕地で歩き、仕上げに公園に立ち寄り、トレイニングをかねたボール投げやフリスビーで遊んでやることになっている。その公園ではボールを投げると、くわえた直後にもどってこなくなっていた。くわえたまま付近の草むらのにおいをかぐ、あるいは片足を上げている・・・。しかっても無意味だと思い、呼び寄せに素直に応じた時は、かならずあらかじめ持参のチーズをあげるようにしていたのだ。このチーズも肥満化の元凶のひとつだったのではないか。▼そんなわけでテディは現在節食の身である。かれのフードはロイヤルカナン、これを一日500gとしていたのだが、最近は450gを上限としている。医師によれば、運動量が豊富だった彼は筋肉もきちんとつき、理想のシェイプに近い体形を保っていた。下腹がへこんでおり、じっさいのところ脚も長く見えた。なんとか美しい体形に、一日も早くもどしてあげたいものだ。了(06/17) ※筆者のウェブサイトへどうぞ⇒ http://www007.upp.so-net.ne.jp/rosebud/


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感
火の言葉、水の言葉 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。